科目ナンバー
33B1103
科目名
海生ほ乳類学
担当教員名・資格
鈴木 美和【教授】
単位数
2
配当年次
1年生
必修・選択
選択
開講学期
前期
学科・クラス指定等
海洋生物学科のみ履修可能
履修条件
講義内容について30分以上の復習をすること
授業の概要
海生ほ乳類(クジラ目,鰭脚類,海牛目)について,陸から海へと水中適応した特異的な進化の過程を理解する.また,現生種について,生態的地位と分類体系を学ぶとともに,水中で生きるために獲得した特徴的な体のつくりや生理について理解する
学びのキーワード
海洋進出,適応放散
授業の目的
海生ほ乳類について,進化,分類,生態学的特性,資源としての価値,などについて,基本的なことを説明することが出来る.
授業方法
資料配布の上,パワーポイントを使用した講義形式で行なう
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 海生ほ乳類(クジラ目,鰭脚類,海牛目)について,陸から海へと水中適応した特異的な進化の過程を説明できる.
  • 現生種について,生態的地位と分類体系を学ぶとともに,水中で生きるために獲得した特徴的な体のつくりや生理について説明できる.
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

ガイダンス:講義の狙い,内容,参考図書,評価方法について解説する.

講義前に関連する情報を集め予習する.

240分
2

進化を探る方法:動物の進化を調べるための方法について,鯨類の知見を交えて理解する.

講義前に進化を探る方法に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
3

陸から海への進出1.クジラ目の進化:鯨類がどんな生物から派生し,どのように適応放散していったのかを学ぶ.

講義前にクジラ目の進化に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
4

陸から海への進出2.鰭脚類,カイギュウ目の進化:鰭脚類,カイギュウ目がどんな生物から派生していったのかを学ぶ.

講義前に鰭脚類とカイギュウ目の進化に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
5

陸から海への進出2.鰭脚類,カイギュウ目の進化:鰭脚類,カイギュウ目がどのように適応放散していったのかを学ぶ.

講義前に哺乳類の特徴に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
6

分類1.クジラ目の分類体系:現生の鯨類の分類体系について,共有形質とともに学ぶ.

講義前にクジラ目の分類に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
7

分類2:鰭脚類,カイギュウ目の分類体系:現生の鰭脚類,カイギュウ目の分類体系について,共有形質とともに学ぶ.

講義前に鰭脚類,カイギュウ目の分類に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
8

分布生態:海生ほ乳類の生息域に影響を及ぼす様々な環境要因について理解する.

講義前に海生哺乳類の分布に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
9

エネルギー代謝1:海生ほ乳類が海洋適応のために獲得した体のつくりと運動エネルギーの節約方法について学ぶ.

講義前に海生哺乳類の体構造と運動に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
10

エネルギー代謝2:海生ほ乳類が水中で体温を保持するために獲得した様々な機構について学ぶ.

講義前に海生哺乳類の水中での体温保持に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
11

潜水を支える機構:海生哺乳類が長く,深く潜るために獲得した生理学的な機構について学ぶ.

講義前に海生哺乳類の潜水能力と機構に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
12

絶食に耐える生理機構:一生のうちに何度も絶食をする海生ほ乳類について,絶食中の体内環境の維持方法を学ぶ.

講義前に海生哺乳類の絶食耐性に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
13

浸透圧調節機構:海中で水分を確保し,体内の塩分濃度を適正に保つための生理学的機構について学ぶ.

講義前に海生哺乳類の浸透圧調節に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
14

最近の研究紹介:海生ほ乳類に関連した新しい研究トピックを広く紹介する.

講義前に鯨類の最近の研究に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
15

これまでのまとめ,各講義内容に即した課題の提出とその解説

講義前にこれまでの課題に関連する情報を集め予習する.講義後には同内容を復習し,要点をつかむ.予習・復習は各2時間ずつ.

240分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
海生ほ乳類(クジラ目,鰭脚類,海牛目)について,陸から海へと水中適応した特異的な進化の過程を説明できる.
評価は小テストとレポート課題の点数に基づき、理解度を評価する。
現生種について,生態的地位と分類体系を学ぶとともに,水中で生きるために獲得した特徴的な体のつくりや生理について説明できる.
評価は小テストとレポート課題の点数に基づき、理解度を評価する。
成績評価基準・割合
評価は小テスト(80%)とレポート課題の点数(20%)に基づき,理解度を評価する.
フィードバックの方法
質問などが出た場合は,次回の講義ないしはクラスルームを通じて解説・回答する.
教科書
必要に応じてプリントを配布する。
参考書
参考図書(購入は必須ではない)
『鯨類学』村山 司 編著,東海大学出版会
『続イルカ・クジラ学』村山 司・鈴木美和・吉岡 基 編著,東海大学出版会
オフィスアワー
  • 開始期間

    2023/04/11
  • 終了期間

    2023/07/20
  • 開始時間

    • 10:30
  • 終了時間

    • 10:40
  • 曜日

  • 場所

    講義室および10号館3階海洋生物生理学研究室

備考

必要に応じてクラスルームを使用する.
科目の特徴
備考