科目ナンバー
32A1301
科目名
動物学基礎実験I(B班)
担当教員名・資格
明主 光【助教】 畠山 吉則【教授】 山室 裕【教授】 岩佐 真宏【教授】 加野 浩一郎【教授】 髙橋 恭子【教授】 西村 知良【教授】 岸田 拓士【教授】 細谷 忠嗣【教授】 相澤 修【准教授】 中島 啓裕【准教授】 三谷 奈保【准教授】 中西 祐輔【准教授】 園田 豊【専任講師】 中井 静子【専任講師】 沖 嘉尚【専任講師】 金澤 朋子【助教】
単位数
1
配当年次
1年生
必修・選択
必修
開講学期
後期
学科・クラス指定等
動物学科のみ履修可能
履修条件
事前に班分け(A班、B班)を指示するので、その班分けに従い、「動物学基礎実験I (B班)」に該当する学生のみ履修すること。
授業の概要
動物の細胞や組織、器官、個体の構造を実際に観察して理解することは、動物学で最も基礎となる“観察眼を養う”重要な訓練である。そこで本実験では、さまざまな動物を対象とし、マクロからミクロまで多岐にわたった対象を直接観察するため、生物顕微鏡や実体顕微鏡の使用方法、それぞれの観察目的に応じた各種標本の作製方法、および観察方法の技能を習得・実践する。また実験後に提出する「序論」「材料と方法」「結果」「考察」「引用文献」から構成される科学レポートの書き方とその重要性について学習し、実践する。
学びのキーワード
細胞、組織、器官、個体、観察、肉眼、顕微鏡
授業の目的
動物の細胞や組織、器官、個体の構造を実際に観察して理解することは、動物学で最も基礎となる“観察眼を養う”重要な訓練である。そこで本実験では、卒業年次に履修する「動物学研究I」「動物学研究II」への基盤づくりとして、さまざまな動物を対象に、マクロからミクロまで多岐にわたった対象を直接観察するため、生物顕微鏡や実体顕微鏡の使用方法、それぞれの観察目的に応じた各種標本の作製方法、および観察方法の技能を習得・実践することを目的とする。また実験後に提出する「序論」「材料と方法」「結果」「考察」「引用文献」から構成される科学レポートの書き方とその重要性について学び、「動物学研究I」「動物学研究II」へつながる論理思考を養うことを目的とする。
授業方法
実験を行う意義の説明、手法・安全性に関する基本的なルール・マナーの徹底、実験実施の心構えを体系付けて習得でき、かつ、学生自らが実践し考える内容とする。各回毎にレポートを提出する。全学生をA班・B班に分け、さらに各班をいくつかのグループに分けて、以下のメニューを隔週で行う。
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 肉眼・実体顕微鏡での観察方法ならびにスケッチの技能を習得し、実践する。(第2〜5回)
  • 生物顕微鏡での観察方法ならびにスケッチの技能を習得し、実践する。(第6〜8回)
  • 観察対象のサイズや性質、観察目的に応じた各種標本の作製方法の技能を習得し、実践する。(第3、7、8回)
  • 実験後に提出する「序論」「材料と方法」「結果」「考察」「引用文献」から構成される科学レポートの書き方とその重要性について学習し、実践する。(第2〜8回)
授業計画
回数 授業内容
1

ガイダンス:実験の全メニューの紹介、実験に臨む心構え・マナーとルール、スケッチの仕方やレポートの書き方について解説する。

2

肉眼による観察:二枚貝を用いた体の構造の観察(解剖〜スケッチ)

3

肉眼と実体顕微鏡による観察:巻貝を用いた体の構造の観察(解剖、歯舌標本の作製、スケッチ)

4

肉眼と実体顕微鏡による観察:プラナリアの観察と摂食行動(体の構造と消化管のスケッチ)

5

肉眼と実体顕微鏡による観察:プラナリアの再生(切断面および再生個体のスケッチ)

6

生物顕微鏡による観察:マウス腸管組織を用いた組織標本の観察(スケッチ)

7

生物顕微鏡による観察:血球細胞の観察(血球標本の作製、血球細胞の密度計測、スケッチ)

8

生物顕微鏡による観察:ユスリカ幼虫の唾腺染色体の観察(解剖、染色体標本の作製、スケッチ)

到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
肉眼・実体顕微鏡での観察方法ならびにスケッチの技能を習得し、実践する。(第2〜5回)
実験に取り組む姿勢、提出したレポートから総合的に評価する。
生物顕微鏡での観察方法ならびにスケッチの技能を習得し、実践する。(第6〜8回)
実験に取り組む姿勢、提出したレポートから総合的に評価する。
観察対象のサイズや性質、観察目的に応じた各種標本の作製方法の技能を習得し、実践する。(第3、7、8回)
実験に取り組む姿勢、提出したレポートから総合的に評価する。
実験後に提出する「序論」「材料と方法」「結果」「考察」「引用文献」から構成される科学レポートの書き方とその重要性について学習し、実践する。(第2〜8回)
実験に取り組む姿勢、提出したレポートから総合的に評価する。
成績評価基準・割合
実験に取り組む姿勢が真摯であり、かつレポートの構成が正しく、各実験メニューの目的を理解していれば合格とする。
フィードバックの方法
必要に応じて解説を行う。
教科書
教科書は使用しない。
参考書
オフィスアワー
  • 開始期間

    2025/09/20
  • 終了期間

    2026/01/26
  • 開始時間

    • 10:00
  • 終了時間

    • 17:00
  • 曜日

  • 場所

    6号館4階 動物自然史分野 明主研究室

備考

随時、各回の担当者および科目担当者である明主のメール(myoshu.hikari[AT]nihon-u.ac.jp)にて受け付ける。なお、「[AT]」は「@」に置き換えること。
科目の特徴
  • アクティブ・ラーニングを用いた授業
  • グループを組み、教員やTAと実験手順や内容の理解等に関して相互にやりとりをしながら進行する。
備考