科目ナンバー
32A2102
科目名
哺乳類・鳥類学
担当教員名・資格
中島 啓裕【准教授】
単位数
2
配当年次
2年生
必修・選択
必修
開講学期
前期
学科・クラス指定等
動物学科のみ履修可能
履修条件
動物学科の学生であること.他学科の学生の履修登録は認めない.
授業の概要
鳥類学・哺乳類学は,さまざまな学問分野で得られた知見を統合し鳥類や哺乳類の生物学的な特徴を総合的に理解しようとする「対象学」である.本講義では,鳥類と哺乳類の形態・生理・生態的な特徴を他の脊椎動物と比較しながら理解し,それらの特徴がどのようなプロセスを経て進化したのかを総合的に理解することを目指す.また,現生の哺乳類や鳥類の生態や社会の概要を知り,どのような基本原理のもとに進化したのかを理解する.
学びのキーワード
地質年代,大量絶滅,単弓類・双弓類,恐竜,内温性と外温性,大陸移動,系統,多様性,社会,生態
授業の目的
鳥類と哺乳類の形態・生理・生態的な特徴を他の脊椎動物と比較しながら理解し,それらの特徴がどのようなプロセスを経て進化したのかを総合的に理解する.さらに,現生の哺乳類や鳥類の生態や社会の根底にある基本原理を理解する.
授業方法
スライドを用いた解説を行う.各授業では,要点をまとめたプリンを配布する.参考書は授業回ごとに紹介する.なお、到達目標に達するために効果的な授業方法として、オンライン授業を一部取り入れる。
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 哺乳類・鳥類の進化史を人に分かりやすく説明できる(第2回から8回)
  • 哺乳類・鳥類の形態・生理・生態的特徴を他の脊椎動物との違いを踏まえて説明できる(第9回および第10回)
  • 現生の哺乳類・鳥類の生態や社会の根底にある基本原理を説明できる(第11回から14回)
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

ガイダンス(授業内容と進め方の説明)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
2

進化の基本原理と種分化のメカニズム(授業の大前提となる知識の復習)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
3

哺乳類の誕生(盤竜類・獣弓類を経て哺乳類が進化する過程,哺乳類らしさとは?)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
4

恐竜・鳥類の誕生(恐竜と鳥類の関係,非鳥類恐竜の絶滅)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
5

大陸移動・気候変動と哺乳類・鳥類の進化(中生代以降の歴史と哺乳類・鳥類の進化の概要)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
6

大陸移動・気候変動と哺乳類・鳥類の進化(マダガスカルの固有の進化史)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
7

現生哺乳類・鳥類の系統と多様性(系統関係の整理と多様化のプロセス)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
8

これまでの授業内容の復習(オンラインで実施予定)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
9

内温性と外温性(内温性の持つ生態的意義と進化史)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
10

哺乳類・鳥類の生態に関する基本原則(とくに生存・繁殖に必要なエネルギーの獲得に関して)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
11

哺乳類・鳥類の社会(社会の多様性と系統や環境による制約)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
12

哺乳類・鳥類の生態系機能(生態系における哺乳類・鳥類の役割)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
13

人新世における哺乳類・鳥類(哺乳類・鳥類の置かれた現状と課題)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
14

哺乳類・鳥類の研究の実際(実際の研究現場の紹介と今後の課題、オンラインで実施予定)

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
15

授業内試験と解説

授業中に配布した資料を熟読する.

240分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
哺乳類・鳥類の進化史を人に分かりやすく説明できる(第2回から8回)
授業中に実施する小テストに適切にこたえられているかを評価する.
哺乳類・鳥類の形態・生理・生態的特徴を他の脊椎動物との違いを踏まえて説明できる(第9回および第10回)
授業中に実施する小テストに適切にこたえられているかを評価する.
現生の哺乳類・鳥類の生態や社会の根底にある基本原理を説明できる(第11回から14回)
授業中に実施する小テストに適切にこたえられているかを評価する.
成績評価基準・割合
授業内試験の点数を評価対象とする.合計点の60%以上で合格.
フィードバックの方法
メールで対応する.必要に応じて個別に面談日時を設定する.
教科書
なし
参考書
各授業回で紹介する.
オフィスアワー
  • 開始期間

    2025/04/01
  • 終了期間

    2025/09/30
  • 開始時間

    • 13:00
  • 終了時間

    • 14:00
  • 曜日

  • 場所

    動物学科(生態・保全分野 中島研究室)

備考

担当教員連絡先:nakashima.yoshihiro[あっとまーく]nihon-u.ac.jp([あっとまーく]を@に置き換えて送信してください)
科目の特徴
備考