科目ナンバー
32A2103
科目名
昆虫体系学
担当教員名・資格
細谷 忠嗣【教授】
単位数
2
配当年次
2年生
必修・選択
必修
開講学期
前期
学科・クラス指定等
動物学科のみ履修可能
履修条件
特になし
授業の概要
地球上で最も多様性が高い昆虫類における、その多様性、形態、分類、系統、進化、生物地理を中心とした昆虫体系学関連分野について概要を学ぶ。また、昆虫体系学を考えていく場合に関連してくる周辺分野として、食性や生息環境等の生態や行動などについても基礎的概要について学ぶ。さらに、昆虫体系学研究において欠かせない調査方法や標本作成方法などについても解説を行う。
学びのキーワード
多様性,分類,系統,形態,進化,食性,行動,標本,調査方法
授業の目的
地球上で最も多様性が高い昆虫類について理解するために,昆虫体系学に関わる生物多様性、形態、分類、系統、進化、生物地理について理解する。また、密接に関連してくる周辺分野として、食性や生息環境等の生態や行動などについても理解を深める。
授業方法
スライド・資料をもちいて講義を行う。
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 昆虫体系学に関わる形態や分類、進化などの概要について理解すること。(第1〜11回)
  • 昆虫体系学に密接に関連してくる周辺分野の食性や生息環境等の生態や行動などの概要について理解すること。(第12〜13回)
  • 昆虫体系学の知識,および関連周辺分野の知識等をもちいて,昆虫の多様性について説明できること。(第1〜15回)
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

昆虫の多様性 :昆虫体系学で取り扱う範囲について概説する。また,昆虫の多様性について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
2

昆虫の形態 :昆虫の基本的な形態について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
3

昆虫の変態 :昆虫の変態および昆虫のステージについて解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
4

昆虫の組織 :昆虫の呼吸器系と消化器系などの器官・組織について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
5

系統関係の調査方法 :系統関係を明らかにする方法について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。示された中間レポートの課題を次回の授業までに提出する。

240分
6

昆虫の系統的位置 :昆虫の分類学的位置、および昆虫に近縁な分類群について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
7

昆虫の分類① :昆虫綱における分類体系、および単丘亜綱、双丘亜綱結虫下綱と有翅下綱旧翅節について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
8

昆虫の分類② :新翅節多新翅亜節について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
9

昆虫の分類③ :新性亜節準新翅下節および内翅下節①について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
10

昆虫の分類④ :新性亜節内翅下節②について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。示された中間レポートの課題を次回の授業までに提出する。

240分
11

昆虫の分類⑤ :内翅下節のコウチュウ目について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
12

昆虫の食性および生息環境 :昆虫の多様な食性、および様々な生息環境について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
13

昆虫の行動および昆虫の生物地理 :昆虫における闘争等の行動や社会性、および昆虫において見られる生物地理の基礎について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
14

昆虫および生物多様性の調査方法 :各種昆虫類の採集方法、および昆虫類を含めた生物多様性の調査方法について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。また、授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。

240分
15

昆虫標本の作成方法と保存方法 :採集した昆虫の標本作成方法、および昆虫標本の保存方法について解説する。

授業内容に関して、事前に調べておくこと。授業後に授業内容について、ノートにまとめながら復習し、理解すること。示された期末レポートの課題を提出期限までに提出する。

240分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
昆虫体系学に関わる形態や分類、進化などの概要について理解すること。(第1〜11回)
中間レポートと期末レポートによる評価。
昆虫体系学に密接に関連してくる周辺分野の食性や生息環境等の生態や行動などの概要について理解すること。(第12〜13回)
中間レポートと期末レポートによる評価。
昆虫体系学の知識,および関連周辺分野の知識等をもちいて,昆虫の多様性について説明できること。(第1〜15回)
期末レポートによる評価。
成績評価基準・割合
2回の中間レポート(各30%)、および期末レポート(40%)について,授業内容を正しく理解しているか、および適切に説明しているかを評価する。
フィードバックの方法
中間レポートについては提出期限後に授業内で解説を行う。
期末レポートついてはLearning Managemant System(Google Classroomを予定)経由で解説を行う。
その他、必要に応じて講義内またはLearning Managemant System(Google Classroomを予定)経由で解説を行う。
教科書
教科書は用いない。
参考書
馬場金太郎・平嶋義宏(編)(2000)「新版 昆虫採集学」.九州大学出版会,福岡.
石川良輔(1996)「昆虫の誕生.一千万種への進化と分化」(中公新書-1327).中央公論社,東京.
マイケル ペゴン・ジョン ハーパー・コリン タウンゼント(著),堀道雄(監訳)(2003)「生態学 個体・個体群・群集の科学 [原著第3版]」.京都大学学術出版会,京都.
石谷正宇(編)(2012)「環境アセスメントと昆虫」(環境ECO選書7).北降館,東京.
オフィスアワー
  • 開始期間

    2025/04/08
  • 終了期間

    2025/08/05
  • 開始時間

    • 15:00
  • 終了時間

    • 18:00
  • 曜日

  • 場所

    6号館3階 動物学科(動物自然史分野細谷研究室)

備考

hosoya.tadatsugu(AT)nihon-u.ac.jpへメールを送信すること。
科目の特徴
備考