科目ナンバー
32C2103
科目名
微生物学
担当教員名・資格
畠山 吉則【教授】
単位数
2
配当年次
2年生
必修・選択
選択
開講学期
前期
学科・クラス指定等
学科指定無し
履修条件
授業の概要
微生物は地球上いたるところに存在している.その一部は腸内細菌として人間を始めとした動物の健康維持に欠かせないものや、発酵食品や浄化槽で汚泥の分解に利用されるなど人間生活になくてはならないものである.しかしながらその一方で新型コロナウイルスやインフルエンザなどをはじめとした病原微生物は人間を含めた様々な動物に感染症を引き起こす。この講義では微生物の基本から動物との関わりについて講義する.
学びのキーワード
微生物、動物と微生物の関係、動物感染性微生物、ウイルス、細菌、菌類、原生動物、線虫
授業の目的
動物とそれをとりまく微生物との関係を理解し、微生物の増殖様式や遺伝に関する基礎知識を習得する.同時に有用な微生物の活用方法や感染性微生物との関わりを理解する.
授業方法
講義中に投影したスライドを用いて講義する.また毎回の講義終了後に小テストを実施して理解度を確認する.
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 微生物の基礎知識を理解する(1回)
  • 人間生活を豊かにする微生物について理解する(2回~10回)
  • 病原微生物の種類や感染方法を理解し、その抑制方法を理解する(10回~14回)
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

諸言微生物とはどのような生き物なのか:
微生物とはどのようなものなのか?動物や植物とどう違うのかを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
2

おいしい食品をつくる微生物:
食品と微生物の関係を講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
3

産業で活躍する微生物:
浄化槽で活躍する微生物や、農業現場で活躍する微生物について講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
4

微生物の特徴1細菌:
細菌の特徴や増殖方法などを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
5

微生物の特徴2カビ・菌類・酵母:カビ・菌類・酵母などの特徴や増殖方法などを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
6

微生物の特徴3:微生物の増殖・代謝:微生物の増え方、エネルギー代謝の方法などを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
7

微生物の特徴4ウイルス:
ウイルスの種類・特徴や増殖方法などを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
8

微生物の特徴5原生動物・線虫他:原生動物・線虫その他の微生物などの特徴や増殖方法などを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
9

食中毒を起こす微生物:
食中毒菌について講義しその拡散戦略や被害の抑制方法などを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
10

感染症と微生物学:
動物に感染する微生物について講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
11

病原微生物の生き方:
病原微生物の宿主感染方法やその増殖機構について講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
12

病原微生物の世渡り:
病原微生物が宿主をどのようにして認識し感染するのかを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
13

病気を起こすメカニズム:
病原微生物が宿主に感染した後でどのようにして免疫系をすり抜けて発病するのかを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
14

病原微生物に対す治療薬:
病原微生物に対応する治療薬の実例を紹介し、どのようにして病原微生物に対抗しているのかを講義する

講義終了後に小テストを実施し理解を深める.

240分
15

授業内テストおよび解説

過去14回の講義内容を理解しているのかを確認し、この講義での重要な項目を再度確認し理解を深める.

240分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
微生物の基礎知識を理解する(1回)
小テストおよび授業内試験により評価する
人間生活を豊かにする微生物について理解する(2回~10回)
小テストおよび授業内試験により評価する
病原微生物の種類や感染方法を理解し、その抑制方法を理解する(10回~14回)
小テストおよび授業内試験により評価する
成績評価基準・割合
授業後に実施している小テストを40点、15回目に実施する授業内試験で60点の合計100点で評価する.
フィードバックの方法
講義終了後に毎回小テストを実施し、講義の翌日返却する.小テストには質問欄を設けるておき次回の講義冒頭で小テストの内容および質問欄に記載された内容に対する回答を実施することでフィードバックをおこなう.
教科書
標準微生物学(第十四版)医学書院
図解微生物の話 日本文芸社
参考書
オフィスアワー
  • 開始期間

    2025/04/11
  • 終了期間

    2025/07/26
  • 開始時間

    • 10:40
  • 終了時間

    • 16:00
  • 曜日

  • 場所

    講義室および12号館1階 動物学科動物生態保全分野畠山研究室(応用昆虫科学研究室)

備考

hatakeyama.yoshinori[at]nihon-u.ac.jp
科目の特徴
  • 実務経験のある教員による実践的授業
備考