科目ナンバー
32D3103
科目名
都市動物学(動物)
担当教員名・資格
小田 尚幸【非常勤講師】
単位数
2
配当年次
3年生
必修・選択
選択
開講学期
前期
学科・クラス指定等
動物学科のみ履修可能
履修条件
授業の概要
通常の自然環境下でみられる動物相とは異なり,建築物で占有された緑地の少ない都市部では,その都市環境を象徴する特徴的な動物が生息している。都市動物の多くは,都市環境に適応し,都市特有のさまざまな人工物を利用してたくましく生活している。時には私たちの生活を脅かすような動物による被害事案や事故が生じたりするが,それらは動物たちがヒトを敵視して意図的に引き起こしているものではなく,彼らが生きていく上で必然の行動に他ならない。
本講義では,都市動物学が包容する各分野で活躍している学内外講師を迎え,都市動物の生活様態の実例を紹介しながら,都市動物の特性,都市環境に適応した進化学的背景,及び自然環境と都市環境の違いに起因した生活環の違いについて学習する。
学びのキーワード
都市環境、適応進化、衛生動物
授業の目的
都市動物学とは、都市部に生息する様々な動物と建築物や植栽が形成する特徴的な環境が関連する、学際的な学問領域である。脊椎動物をはじめ無脊椎動物まで様々な具体例を紹介しながら都市動物の特性,都市環境に適応した進化学的背景,及び自然環境と都市環境の違いに起因した生活環などについて理解を深める。
授業方法
スライドおよび板書を用いて講述し、講義内で課題を課す。
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 都市動物の特性や都市環境に適応した背景,都市環境に起因した生活環などについて理解、説明できる(第1~7回)。
  • 代表的な動物に関する個別の特性や生態について理解し説明できる(第8~14回)。
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

都市動物学I:都市や動物についての基本的な概念や、都市動物学が扱う範囲について解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
2

都市動物学II:都市環境の特徴が動物に与える影響と適応例について解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
3

都市動物と健康問題:都市に生息する動物の内、衛生動物や不快害虫などについて、人間への影響を解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
4

都市動物の建築物への影響:都市動物が住宅や施設など都市の建築物へ与える影響について解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
5

法的規制から見た都市動物:都市動物に関する法的規制や保護政策など法的枠組みについて解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
6

都市動物との共存戦略:都市動物と人間の共存を目指した戦略や取り組みについて解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
7

国外における都市動物:国外の都市における動物の例を紹介し、地域ごとの異なる動物相や、その地域特有の動物との共存問題について解説する

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
8

都市に生息する哺乳類I:都市に生息する哺乳類の内、小型種について特徴、食性、繁殖行動、都市環境における適応戦略について解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
9

都市に生息する哺乳類II:都市に生息する哺乳類の内、大型種について特徴、食性、繁殖行動、都市環境における適応戦略について解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
10

都市に生息する鳥類:都市に生息する鳥類の行動、生態、巣作りの習慣、都市環境への適応方法を解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
11

都市に生息する爬虫類、魚類、両生類:都市に生息する爬虫類、魚類、両生類の生態や都市における生息場所を紹介し、都市部での適応例を解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
12

都市に生息する昆虫:都市に多く見られる昆虫の種類と生態、繁殖戦略、都市環境での役割について解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
13

都市に生息する昆虫類:都市部に見られる特異な昆虫や節足動物の生態と都市環境での生活様式を解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
14

近年の気候と都市動物:気候変動が都市動物に与える影響について解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。次時限の内容に関して、事前に調べておくこと。

240分
15

まとめ:これまでの授業を総合的に振り返り、解説する。

授業後の内容について、ノートをまとめながら復習、理解すること。

240分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
都市動物の特性や都市環境に適応した背景,都市環境に起因した生活環などについて理解、説明できる(第1~7回)。
講義内で課す課題の結果から総合的に評価する。
代表的な動物に関する個別の特性や生態について理解し説明できる(第8~14回)。
講義内で課す課題の結果から総合的に評価する。
成績評価基準・割合
都市動物の特性や都市環境に適応した進化学的背景,及び自然環境と都市環境の違いに起因した生活環などについて理解し説明できる。
⽣物の進化と環境の関係、および⽣物間の相互作⽤について正しく理解しているか、講義内で課す複数回の課題の結果から総合的に評価する。
フィードバックの方法
必要に応じて講義内またはオンラインで回答する。
教科書
教科書・参考書は用いない。
参考書
オフィスアワー
  • 開始期間

    2025/04/11
  • 終了期間

    2025/07/31
  • 開始時間

    • 09:00
  • 終了時間

    • 18:00
  • 曜日

  • 場所

    講義室

備考

講義前後で講義室にて対応します。またはメールでも対応します(oda.hisayuki[at]nihon-u.ac.jp)。
科目の特徴
備考