科目ナンバー
32C3104
科目名
時間生物学
担当教員名・資格
西村 知良【教授】
単位数
2
配当年次
3年生
必修・選択
選択
開講学期
後期
学科・クラス指定等
学科指定無し
履修条件
授業の概要
時間生物学は生命現象に見られる周期性(生物リズム)について明らかにする学問である。代表的な生物リズムである概日リズムは地球上のほぼすべての生物に備わっていると言われている。また生物リズムが対象とする現象は遺伝子発現、神経パルス、ホルモン、行動、個体群、群集などミクロからマクロまであらゆる階層に広がっている。このように生命現象の本質に深くかかわる生物リズムについて、概要、しくみ、適応的意義などを説明する。
学びのキーワード
生物時計、概日リズム、季節適応、生活史、光周性
授業の目的
動物における生物リズム、生物時計、光周性の性質について理解し、それらの動物が、さまざまな周期で変化する環境にどのように適応して生きているのについて理解する。
授業方法
板書やスライドを用いて説明する。講義後の課題で理解度を確認する。
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 生物リズム、生物時計、光周性の基本的な性質を理解する。(第1回~第5回)
  • 生物リズム、生物時計、光周性の分子学的、生理学的、神経組織学的なしくみを理解する。(第6回~第10回)
  • 生物リズム、生物時計、光周性の適応的意義について理解する。(第11回~第15回)
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

時間生物学とは何か:様々な環境の周期に見られる生命現象を説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
2

環境のサイクルの多様性と生物の適応的進化について説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
3

生物の周期性、リズム、時計の基本的な現象について説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
4

生物リズムはどのように調べて解析するのか、について説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
5

短い周期の生物リズム、ウルトラディアンリズムについて説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
6

最もよく知られている概日リズムについて説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
7

一日より長いリズムの一つ、潮汐リズムについて説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
8

季節を知るためのしくみ、光周性と概年リズムについて説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
9

生物時計の神経機構について基本的な性質を説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
10

概日時計の分子的なしくみについて基本的な性質を説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
11

概日時計が動物の生活にどのように役立っているのか、適応的意義を説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
12

光周性が動物の生活にどのように役立っているのか、適応的意義を説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
13

概年時計が動物の生活にどのように役立っているのか、適応的意義を説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
14

ヒトの生活における生物リズムについて説明する。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
15

時間生物学の歴史や流れを概説し、これまでのまとめを行う。

理解できないところを調べておく。必要があればそれをノートに加筆しておく。

240分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
生物リズム、生物時計、光周性の基本的な性質を理解する。(第1回~第5回)
授業後の課題および試験で評価する。
生物リズム、生物時計、光周性の分子学的、生理学的、神経組織学的なしくみを理解する。(第6回~第10回)
授業後の課題および試験で評価する。
生物リズム、生物時計、光周性の適応的意義について理解する。(第11回~第15回)
授業後の課題および試験で評価する。
成績評価基準・割合
講義やネット等を通じて出した課題や筆記試験を採点し総合評価する(生物時計の基本的な性質、しくみ、意義が理解できていれば合格)。
フィードバックの方法
授業の最後に質疑応答を行う。
課題を採点し講義やネットを通じて解答を解説する。
講義内容についてネット等で随時質問を受け付け個別に回答する。
教科書
なし
参考書
「時間生物学の基礎」 富岡憲治・沼田英治・井上愼一 共著 裳華房
オフィスアワー
  • 開始期間

    2025/04/01
  • 終了期間

    2026/03/31
  • 開始時間

    • 09:00
  • 終了時間

    • 18:00
  • 曜日

  • 場所

    4号館4階生物学研究室(西村研究室)

備考

生物学研究室(4号館4階)訪問可能時間:09:00-18:00(月~金)
その他、ネット等でも対応。
メール:nishimura.tomoyoshi[at]nihon-u.ac.jp([at]を@に変えてください)
科目の特徴
  • ICTを用いた授業
  • ネットを利用した課題
備考