科目ナンバー
32B3301
科目名
動物自然史博物学実習
担当教員名・資格
細谷 忠嗣【教授】 岩佐 真宏【教授】 明主 光【助教】
単位数
1
配当年次
3年生
必修・選択
選択必修
開講学期
集中
学科・クラス指定等
動物学科のみ履修可能
履修条件
動物学基礎実験I・IIの単位取得、動物自然史博物学の履修を条件とする。
初回ガイダンスに必ず参加のこと。
実習の概要を示した資料を事前に配布するので、それを熟読し予習しておくこと。
授業の概要
動物自然史博物学で学習した知識をもとに、さまざまなフィールドからの動物のサンプリング(採集)およびそれらの同定法、標本作製を実践し、科学の礎となる博物学の基礎を体得する。フィールドで得られた動物サンプルは、そのままでの状態では研究資料として保存・利用することはできない。研究において利用可能な学術標本として活用・保存していくための標本作製法、および標本の同定法、形態計測法について解説を行い、その方法を実践する。
学びのキーワード
標本作製、形態測定、種同定、採集法、動物相調査
授業の目的
動物のサンプリング、同定法、形態計測法、および標本作製法を実際に体験し、標本作製・管理および標本を用いた調査に関する技術を習得する。
授業方法
動物のサンプリングおよび学術標本にする目的とその方法について講義を行い、動物のサンプリング・標本作製、併せて種同定や形態計測、標本管理を実践する。
なお実際の実習メニューは、天候等により変更になることがある。
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 学術標本の目的・意義を理解する。(第2〜7回)
授業計画
回数 授業内容
1

ガイダンス:実習の概要説明とレポートの書き方等(実験動物を用いる場合、その必要性・重要性をふまえ,遵守すべき諸規則と3Rの重要性,動物の取扱い・標本作製の技法を解説する)

2

動物のサンプリングに関わる実習①
 動物のサンプリングの方法、サンプルの整理方法、種同定の方法などを理解する。

3

動物のサンプリングに関わる実習②
 動物のサンプリングの方法、サンプルの整理方法、種同定の方法などを理解する。

4

動物の学術標本作製①
 動物の標本作製を実践し、学術標本作製法を理解する。

5

動物の学術標本作製②
 動物の標本作製を実践し、学術標本作製法を理解する。

6

動物の形態解析法①
 動物の標本を用いて、各部位の観察や計測を行い、形態的特徴や計測値の解析法を理解する。

7

動物の形態解析法②
 動物の標本を用いて、各部位の観察や計測を行い、形態的特徴や計測値の解析法を理解する。

8

総括とまとめ

到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
学術標本の目的・意義を理解する。(第2〜7回)
実習へ取り組む姿勢と、実習メニューに関する課題へのレポートによる評価。
成績評価基準・割合
実習へ取り組む姿勢と、実習メニューに関する課題へのレポートから総合的に評価する。
フィードバックの方法
必要に応じ、提出された課題について、全体的な講評や解説を全受講生に対して示す。
教科書
プリント配布
参考書
指定しない
オフィスアワー
  • 開始期間

    2025/04/04
  • 終了期間

    2025/12/19
  • 開始時間

    • 11:00
  • 終了時間

    • 17:00
  • 曜日

  • 場所

    6号館3階 動物学科(動物自然史分野細谷研究室)

備考

または各担当教員へメールを送信すること。
hosoya.tadatsugu(AT)nihon-u.ac.jp
iwasa.masahiro(at)nihon-u.ac.jp
myoshu.hikari(at)nihon-u.ac.jp
(at)は@に置き換える
科目の特徴
備考
本実習は夏季集中で夏休み期間中に行うが、成績は後期末に登録される。
3年次ガイダンスで日程等について説明する。

*なお、本実習は学芸員課程とは関係ない科目であることを注意されたい。