科目ナンバー
科目ナンバリングコード:13G3120
科目名
(教)水産科教育法Ⅰ
担当教員名・資格
榊 彰義【非常勤講師】
単位数
2
配当年次
3年生
必修・選択
必修
開講学期
前期
学科・クラス指定等
学科指定無し
海洋生物資源科学科
履修条件
高等学校教諭免許状(水産)を取得しようとする者
授業の概要
教育に関する法規及び学習指導要領(総則、水産)について学ぶ。次に対象となる全国水産・海洋高等学校を把握し、続いて水産教育の変遷及び学習内容(漁業・水産食品・資源増殖他)について学ぶ。さらに模擬授業を通して指導法について学ぶ。
学びのキーワード
教育、水産・海洋高校、教科「水産」の学習内容、指導法
授業の目的
将来、高等学校教諭免許状(水産)を取得しようとする者に対し、高等学校における水産教育の変遷と現状、諸課題についての知識と理解を深め、新しい時代に対応した教育内容や指導方法を考察させ、次代の水産・海洋教育を推進できる人材の育成を目指す。
授業方法
講義テキスト、パワーポイント、各種資料に基づく講義、講義に関するレポート作成、課題に関するグループ討議を展開し、プロジェクター、スライドやOHPなどの映像手法も利用した課題発表も行う。
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 日本や国際社会が直面している生命・食料・資源・環境に関するさまざまな問題を理解し、説明することができる。
  • 生物資源科学に関するあらゆる情報を収集して総括し、論理的・批判的な思考をすることができる。
  • 地域社会、日本及び世界における生命・食料・資源・環境をめぐる人間活動において、自己の立場と役割を認識し、生物資源科学に関するさまざまな活動に貢献することができる。
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

水産科教育法を学ぶ意義
◎水産科教育に関する総合的な理解と専門教科としての資質能力について考察する。

授業後にレポートを提出すること

240分
2

学校教育制度にみる近代日本の教育
◎教育界における明治、大正、昭和の時代の状況について考察する。

授業後にレポートを提出すること

240分
3

水産高校教育の歴史と現状
◎明治、大正、昭和における水産教育の変遷と状況について考察する。

授業後にレポートを提出すること

240分
4

教育関係法規と高等学校教育①
◎法それぞれの仕組みや教育法規とは何かを考え、高等学校教育の法的位置づけについて考察する。

授業後にレポートを提出すること

240分
5

教育関係法規と高等学校教育②
◎教員として知っておきたい教育関係法規の内容確認と理解

授業後にレポートを提出すること

240分
6

学習指導要領の概要と変遷
◎現学習指導要領の内容と改訂経緯、これまでの学習指導要領の改訂概要について考察する。

授業後にレポートを提出すること

240分
7

学習指導要領(総則編)の概要①
◎現行学習指導要領の理念と教育内容の主要事項について考察する。

高等学校学習指導要領解説(総則編)の内容について、事前学習すること

240分
8

学習指導要領(総則編)の概要②
◎学習指導要領「総則」における教育課程の編成および実施に関する理解

高等学校学習指導要領解説(総則編)の内容について、事前学習すること

240分
9

学習指導要領(水産)の概要①
◎教科「水産」の現行学習指導要領の基本的考えと教科「水産」の目標の改善と変遷について考察する。

高等学校学習指導要領解説(水産編)の内容について、事前学習すること

240分
10

学習指導要領(水産)の概要②
◎教科「水産」の科目構成と科目の内容の改善及び各科目における指導計画の作成と内容の取り扱いに関する理解

高等学校学習指導要領解説(水産編)の内容について、事前学習すること

240分
11

全国水産・海洋高等学校の概況
◎学科の設置状況と学科改編・各学科系の教育内容について考察する。

全国水産高等学校長協会ホームページまたは各水産高校ホームページにて学科構成について、事前学習すること

240分
12

全国水産・海洋高等学校における特色ある教育
◎ダイビング教育、国際交流・研修等、地域社会・産業界との連携等の教育内容の理解

授業後にレポートを提出すること

240分
13

全国水産・海洋高等学校の実習船教育
◎全国実習船概要、実習船教育の意義、実習船の安全管理について考察する。

授業後にレポートを提出すること

240分
14

水産教育の意義と展望
◎水産・海洋教育を取り巻く課題と新たな取り組みについて考察する。

授業後にレポートを提出すること

240分
15

授業内試験(課題作成)とその解説
◎定期試験(課題)を実施し、その後試験(課題)内容について解説することで、水産教育の理解、授業指導力を測る。

過去の授業内容を整理し、水産教育の展開について、事前に把握すること

240分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
日本や国際社会が直面している生命・食料・資源・環境に関するさまざまな問題を理解し、説明することができる。
討議への参加、レポート作成、課題発表、筆記試験(最終課題)
生物資源科学に関するあらゆる情報を収集して総括し、論理的・批判的な思考をすることができる。
討議への参加、レポート作成、課題発表、筆記試験(最終課題)
地域社会、日本及び世界における生命・食料・資源・環境をめぐる人間活動において、自己の立場と役割を認識し、生物資源科学に関するさまざまな活動に貢献することができる。
討議への参加、レポート作成、課題発表、筆記試験(最終課題)
成績評価基準・割合
講義への興味・関心・意欲(質問に対する回答、疑問点の質問、新たな発想の提案等)、討議・発表でのパフォーマンス40点、レポートなどの小課題30点、試験(最終課題)で30点
フィードバックの方法
期末試験(課題作成)実施後に、授業内で試験問題(課題)に関する解説を行う。
教科書
参考書:高等学校学習指導要領解説(総則編、水産編)、高校教科書「水産海洋基礎」
参考書
オフィスアワー
  • 開始期間

    2021/04/24
  • 終了期間

    2021/08/07
  • 開始時間

    • 12:30
  • 終了時間

    • 15:00
  • 曜日

  • 場所

    授業前後の講師室またはEメールで対応します。

備考

授業前後の講師室またはEメールで対応します。
科目の特徴
  • アクティブ・ラーニングを用いた授業
  • 課題解決型学習を中心に、協働学習および討議を重視したブレインストーミングを実施する。
  • 情報リテラシー教育を含む授業
  • 課題解決のための情報を探索、提供するとともに、情報の分析および評価することを実施する。
備考