科目ナンバー
科目ナンバリングコード:13G3118
科目名
(教)農業科教育法Ⅰ
担当教員名・資格
花野 耕一【非常勤講師】
単位数
2
配当年次
3年生
必修・選択
必修
開講学期
前期
学科・クラス指定等
学科指定無し
履修条件
1 全回の講義を受講(又は動画を視聴)し、課題を全て提出すること。
2 講義の前半と後半に課題を出すので、課題レポート(100字以上)を作成し、指定の日時までに提出すること。
3 講義3回ごとに課題を出すので、課題研究レポート(400字以上)を作成し、指定の日時までに提出すること。
4 15回の講義終了後に課題を出すので、最終レポート(2000字以上)を作成し、指定の日時までに提出すること。
授業の概要
高等学校における農業教育の現状と課題、農業教育の歴史、高等学校学習指導要領、教育課程の編成、教育方法、評価方法、農業教員の職務、今後の農業教育の在り方などについて概説する。
学びのキーワード
農業教育、農業高校、高等学校学習指導要領、教育課程、指導方法、評価方法、年間指導計画、単元指導計画、学習指導案、学校農業クラブ活動、プロジェクト活動
授業の目的
1 高等学校の農業教育を指導するために必要な知識と技能を習得する。
2 日本の農業や農業高校の現状や課題を理解し、農業科教員としての望ましい資質、能力、態度を身につける。
授業方法
1 パワーポイントを用いた講義資料を配布し、解説する。
2 主体的・対話的で深い学びの授業を目指すため、レポートによる意見発表、グループ・ディスカッション、ディベート、プレゼンテーション等を行う。
3 即答力を身につけるため、講義後に課題レポート(100字以上)を作成する。
4 科学的・論理的思考能力、文章表現力を身につけるため、講義後に授業時間外学習として課題研究に取り組み、課題研究レポート(400字以上)を作成する。
5 講義終了後、最終レポート(2000字以上)を作成する。
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 1 高等学校農業教育の歴史について理解し、説明することができる。
    2 高等学校学習指導要領の「総則」「農業」について理解し、説明することができる。
  • 1 科目「農業と環境」「農業情報処理」「総合実習」「課題研究」の指導内容・指導方法を理解し、年間指導計画を作成することができる。 
    2 農業高校、日本の農業が直面しているさまざまな問題を発見し、解決策を提案することができる。
  • 1 農業科教員として生徒の力を引き出し、その活躍を支援することができる。
    2 農業科教員として関連するさまざまな分野の人々と連携・協働して、農業高校、日本の農業、地域の発展に貢献することができる。
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

前半:農業科教育法Ⅰについて 1自己紹介、2講義方法、3高等学校の現状、4農業教育の意義、5農業教員の仕事、6農業教員の面白さ、7まとめ
後半:農業高校の事例研究

1 課題レポート(1)、(2)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
2

前半:農業教育の歴史(1)明治時代の農業教育
後半:農業教育の歴史(2)大正から終戦までの農業教育

1 課題レポート(3)、(4)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
3

前半:農業教育の歴史(3)昭和戦後から昭和の終わりまでの農業教育
後半:農業教育の歴史(3)昭和戦後から昭和の終わりまでの農業教育(続き)

1 課題レポート(5)、(6)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 課題研究レポート(1)を作成し、指定の日時までに提出すること。
3 講義資料を復習しておくこと。

200分
4

前半:農業教育の歴史(4)平成の農業教育(1)
後半:農業教育の歴史(4)平成の農業教育(2)

1 課題レポート(7)、(8)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
5

前半:高等学校学習指導要領(1)
後半:高等学校学習指導要領(2)第1章総則(1)

1 課題レポート(9)、(10)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
6

前半:高等学校学習指導要領(3)第1章総則(2)
後半:高等学校学習指導要領(4)第1章総則(3)

1 課題レポート(11)、(12)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 課題研究レポート(2)を作成し、指定の日時までに提出すること。
3 講義資料を復習しておくこと。

200分
7

前半:高等学校学習指導要領(5)第3章農業
後半:高等学校学習指導要領(6)農業学科の教育課程の編成

1 課題レポート(13)、(14)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
8

前半:学習指導について(1)「農業と環境」の指導内容・方法
後半:学習指導について(2)「課題研究」の指導内容・方法

1 課題レポート(15)、(16)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
9

前半:学習指導について(3)「総合実習」の指導内容・方法
後半:学習指導について(4)「農業情報処理」の指導内容・方法

1 課題レポート(17)、(18)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 課題研究レポート(3)を作成し、指定の日時までに提出すること。
3 講義資料を復習しておくこと。

200分
10

前半:学習指導について(5)1年間授業計画、2単元指導計画
後半:学習指導について(6)1学習指導案、2評価方法

1 課題レポート(19)、(20)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
11

前半:学校農業クラブ活動の指導について
後半:学校農業クラブ活動の事例について

1 課題レポート(21)、(22)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
12

前半:生徒指導について(1)1生活指導、2進路指導
後半:生徒指導について(2)1特別活動の指導、2部活動の指導

1 課題レポート(23)、(24)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 課題研究レポート(4)を作成し、指定の日時までに提出すること。
3 講義資料を復習しておくこと。

200分
13

前半:学校運営について(1)1校務分掌、2学級経営、3学年経営
後半:学校運営について(2)1農場運営、2地域貢献、3広報活動

1 課題レポート(25)、(26)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
14

前半:農業高校の特色ある取組について(1)1全国規模の取組、2各都道府県の取組
後半:農業高校の特色ある取組について(2)各学校の取組

1 課題レポート(27)、(28)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 講義資料を復習しておくこと。

200分
15

前半:今後の農業教育、農業高校の在り方について
後半:農業科教育法Ⅰのまとめ

1 課題レポート(29)、(30)を作成し、指定の日時までに提出すること。
2 課題研究レポート(5)を作成し、指定の日時までに提出すること。 
3 最終レポートを作成し、指定の日時までに提出すること。

800分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
1 高等学校農業教育の歴史について理解し、説明することができる。
2 高等学校学習指導要領の「総則」「農業」について理解し、説明することができる。
レポートにより総合的に評価する。
1 科目「農業と環境」「農業情報処理」「総合実習」「課題研究」の指導内容・指導方法を理解し、年間指導計画を作成することができる。 
2 農業高校、日本の農業が直面しているさまざまな問題を発見し、解決策を提案することができる。
レポートにより総合的に評価する。
1 農業科教員として生徒の力を引き出し、その活躍を支援することができる。
2 農業科教員として関連するさまざまな分野の人々と連携・協働して、農業高校、日本の農業、地域の発展に貢献することができる。
レポートにより総合的に評価する。
成績評価基準・割合
1 毎回の講義後に提出する課題レポートが適切に書かれていること(30%)
2 講義3回ごとの課題研究レポートが適切に書かれていること(20%)
3 講義終了後に提出する最終レポートが、授業内容を正しく理解した上で、自分の言葉で適切に書かれていること(50%)
フィードバックの方法
提出された講義レポート、事後課題レポートを解説を加えて返却する。
教科書
プリント配布

参考書
参考書 1 高等学校学習指導要領解説農業編(平成22年10月 文部科学省)
    2 高等学校学習指導要領解説総則編(平成21年7月  文部科学省)
    3 高等学校学習指導要領解説農業編(平成30年7月  文部科学省)
    4 高等学校学習指導要領解説総則編(平成30年7月  文部科学省)
オフィスアワー
  • 開始期間

    2021/04/17
  • 終了期間

    2021/09/25
  • 開始時間

    • 10:30
  • 終了時間

    • 12:00
  • 曜日

  • 場所

    講師室又はclassroom・メールにて対応します。

備考

予約不要

科目の特徴
  • アクティブ・ラーニングを用いた授業
  • 質疑応答、意見発表、グループ・ディスカッション、ディベート、プレゼンテーション等を行う。
  • ICTを用いた授業
  • 教員はパワーポイントを用いて講義テキストを提示し、講義する。 学生はパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行う。
  • 実務経験のある教員による実践的授業
  • 都立高等学校の教員歴29年間、東京都教育委員会の指導行政歴7年間の計36年間の実務経験を生かした実践的授業を行う。
備考