科目ナンバー
科目ナンバリングコード:13G2104
科目名
(教)道徳教育の理論と方法
担当教員名・資格
藤原 政行【非常勤講師】
単位数
2
配当年次
2年生/4年生
必修・選択
必修
開講学期
前期
学科・クラス指定等
学科指定無し
履修条件
教職への強い願望、教育への強い関心を持つ学生の受講を希望する。
授業の概要
日本の道徳教育の歴史、道徳教育の本質、生徒の道徳性の発達、特別の教科道徳の目標・内容について検討し、道徳の指導方法・学習評価についての知識・技能について考察する。
学びのキーワード
道徳教育の歴史、学校の道徳教育、道徳性の発達、道徳の指導法
授業の目的
わが国の道徳教育の歴史、道徳教育の目標・内容、他の領域との関連、道徳の指導法等を検討し、充実した道徳教育を実践することができるような資質や能力の習得を目指す。
授業方法
オンデマンド形式または講義形式の授業、課題解決型学習、振り返り学習
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 学校における道徳教育の意義・目標・内容について理解できる。
  • 生徒の道徳性の発達について理解できる。
  • 特別の教科道徳の基本的な指導方法・学習指導案作成の知識・技能を身に付けることができる。
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

1.わが国の道徳教育の歴史
(1)明治・大正期の道徳教育
近代学校の発足と道徳教育(「学制」期の道徳教育・儒教主義道徳の復活・修身教科書の国定化)、大正新教育と修身教授の動向について解説する。

日本の道徳教育の在り方について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
2

(2)昭和前期・戦後の道徳教育
戦時体制下の修身教授、戦後の道徳教育(社会科の発足と道徳教育・道徳の時間の特設と推移)について解説する。

日本の道徳教育の在り方について調べておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

240分
3

2.道徳教育の本質
(1)道徳の本質
(2)中学生の道徳性の発達
学校教育における道徳性、生徒の発達段階に対応した道徳教育の充実、中学生の道徳性に応じた道徳の指導について解説する。

中学生・高校生の発達的特徴について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
4

(3)高校生の道徳性の発達
高校生の発達段階における特徴と課題、高校生の道徳性の発達に応じた道徳教育の展開について解説する。

中学生・高校生の発達的特徴について学習しておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

240分
5

3.学校における道徳教育の目標
特別の教科道徳の目標、道徳教育を進めるに当たっての留意事項について解説する。

学習指導要領の第1章総則・第3章特別の教科道徳の目標・内容について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
6

4.特別の教科道徳の内容
(1)自分自身に関すること、人との関わりに関すること
関連的・発展的な取り扱いの工夫、各学校における重点的な指導の工夫について解説する。

学習指導要領の第1章総則・第3章特別の教科道徳の目標・内容について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
7

(2)集団や社会との関わりに関すること、生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
関連的・発展的な取り扱いの工夫、各学校における重点的な指導の工夫について解説する。

学修指導要領の第1章総則・第3章特別の教科道徳の目標・内容について学習しておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

240分
8

5.学校における道徳教育の指導計画
(1)全体計画と年間指導計画
全体計画・年間指導計画の意義、指導計画編成に当たっての工夫・留意すべき点について解説する。
 

学習指導要領の第1章総則・第3章特別の教科道徳の目標・内容について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
9

(2)学習指導案の構成項目
教材の選択(読み物教材、視聴覚教材等)について解説する。

道徳の教材の類型について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
10

(3)学習指導案の作成
学習指導案の内容、指導案の作成例と実際の指導について解説する。

学習指導案の構成要素について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
11

6.学校における道徳の指導方法
(1)話し合い、読み物教材、役割演技
特別の教科道徳(道徳科)の指導の諸方法のねらい・配慮事項・指導形態・指導過程について解説する。

道徳の指導方法の類型について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
12

(2)体験的な学習、問題解決的学習
特別の教科道徳(道徳科)の指導の諸方法のねらい・配慮事項・指導形態・指導過程について解説する。

道徳の指導方法の類型について学習しておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

240分
13

7.特別の教科道徳の評価の在り方
教科化の議論過程における評価の在り方、道徳科における授業の具体的な評価について解説する。

道徳の学習評価の類型について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
14

8.道徳教育の現状と課題
教科化に伴う道徳授業の方向性、従来の道徳授業に対する批判、これからの道徳授業について解説する。

現在の道徳教育の課題について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
15

これまでの学習内容の確認

授業内容の確認と整理

240分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
学校における道徳教育の意義・目標・内容について理解できる。
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究、授業全体を通した学習内容の課題研究
講義形式の場合:レポート・授業内試験
生徒の道徳性の発達について理解できる。
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究、授業全体を通した学習内容の課題研究
講義形式の場合:レポート・授業内試験
特別の教科道徳の基本的な指導方法・学習指導案作成の知識・技能を身に付けることができる。
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究、授業全体を通した学習内容の課題研究
講義形式の場合:レポート・授業内試験
成績評価基準・割合
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究(80%)、授業全体を通した学習内容の課題研究(20%)による総合評価。
講義形式の場合:レポート(30%)・授業内試験(70%)による総合評価。
フィードバックの方法
オンデマンド形式の場合:随時、提出された課題研究の講評を行う。
講義形式の場合:レポートの講評及び学期末試験後に、授業内において試験問題の解説を行う。
教科書
藤原政行編著『教養としての教育学』(北樹出版)2016年
文部科学省「中学校・高等学習指導要領」2017・2018年
参考書
オフィスアワー
  • 開始期間

    2021/04/21
  • 終了期間

    2021/08/07
  • 開始時間

    • 16:10
  • 終了時間

    • 16:40
  • 曜日

  • 場所

    オンデマンド形式の場合:随時、Google Classroomにて対応する。講義形式の場合:講師室

備考

科目の特徴
  • アクティブ・ラーニングを用いた授業
  • 課題解決型学習、振り返り学習
備考