科目ナンバー
科目ナンバリングコード:13G2102
科目名
(教)特別支援教育概論
担当教員名・資格
篠﨑 友誉【非常勤講師】
単位数
1
配当年次
2年生/4年生
必修・選択
必修
開講学期
前期前半
学科・クラス指定等
学科指定無し
履修条件
教職課程履修の2年生及び4年生を対象とする。
授業の概要
〇通常の学級にも在籍している発達障害や軽度知的障害をはじめとする様々な障害等により特別な支援を必要とする幼児、児童及び生徒が授業において学習活動に参加している実態がある。                                                        
〇達成感をもちながら学び、生きる力を身に付けていくことができるよう、幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難を理解し、個別の教育的ニーズに対して、他の教員や関係機関と連携しながら組織的に対応していくために必要な知識や支援方法を理解する。
学びのキーワード
インクルーシブ教育、特別支援教育
授業の目的
生物資源学部の学生は生物に関する研究を徹底的に追及する学生たちである。この研究姿勢を基礎とし、教育者を目指す姿勢を確立するために、特別な支援を必要とする児童・生徒の実態を把握し、指導方法を身につけること。
授業方法
パワーポイントを使用した対面式一斉教授・グループディスカッション・アクティブラーニング・体験・ワークシート活用
オンデマンド授業(前半 授業動画15分・課題30分)(後半 授業動画15分・課題30分) ワークシート作成と提出
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • (知識領域)特別支援教育の基礎的な知識を具体例をあげて説明することができる。
  • (技能領域)障害を有する児童・生徒への教材の作成をすることができる。
  • (態度・習慣領域)障害を有する児童・生徒の実態を把握し、特別な配慮を行うことができる。
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

〇特別支援教育 総論
〇インクルーシブ教育システムを含めた特別支援教育に関する制度の理念や仕組みを理解する。

次回の授業内容を事前研究及び調査をしておくこと。

225分
2

〇視覚障害教育について
〇発達障害や軽度知的障害をはじめとする特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒の心身の発達、心理的特性及び学習の過程を理解する。

次回の授業内容を事前研究及び調査をしておくこと。

225分
3

〇聴覚障害教育について
〇視覚障害・聴覚障害・知的障害・肢体不自由・病弱等を含む様々な障害のある幼児、児童及び生徒の学習上または生活上の困難について基礎的な知識を身に付ける。

次回の授業内容を事前研究及び調査をしておくこと。

225分
4

〇知的障害教育について
〇発達障害や軽度知的障害をはじめとする特別の支援を必要とする幼児、児童及び生徒に対する支援の方法について学ぶ。

次回の授業内容を事前研究及び調査をしておくこと。

225分
5

〇肢体不自由教育について
〇「通級による指導」及び「自立活動」の教育課程上の位置付けと内容を理解する。

次回の授業内容を事前研究及び調査をしておくこと。

225分
6

〇病弱・虚弱教育について
〇特別支援教育に関する教育課程の枠組みを踏まえ、個別の指導計画及び個別の教育支援計画を作成する意義と方法を理解する。

次回の授業内容を事前研究及び調査をしておくこと。

225分
7

〇教育相談及び進路指導の実際
〇特別支援教育コーディネーター、関係機関や家庭と連携しながら支援体制を構築することの必要性を理解する。

次回の授業内容を事前研究及び調査をしておくこと。最終授業はグループ討議を実施するため、グループを編成し、事前に研究及び調査テーマを決定しておくこと。

225分
8

〇まとめ
〇母国語や貧困の問題等により特別の教育的ニーズのある幼児、児童及び生徒の学習上又は生活上の困難や組織的な対応の必要性を理解する。

まとめと発表に向けた準備をしておくこと。

225分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
(知識領域)特別支援教育の基礎的な知識を具体例をあげて説明することができる。
授業への参加・貢献度・グループ発表・ワークシート提出日 ワークシートの内容
(技能領域)障害を有する児童・生徒への教材の作成をすることができる。
授業への参加・貢献度・グループ発表・ワークシート提出日 ワークシートの内容
(態度・習慣領域)障害を有する児童・生徒の実態を把握し、特別な配慮を行うことができる。
授業への参加・貢献度・グループ発表・ワークシート提出日 ワークシートの内容
成績評価基準・割合
授業への参加・貢献度(ワークシート提出日を含む。50%)・ワークシートの内容(50%)による総合評価。
フィードバックの方法
毎回提出されたワークシートを次時の講義で活用していく。
教科書
特別支援学校幼稚部教育要領,小学部・中学部学習指導要領(平成29年4月告示 文部科学省)
特別支援学校高等部学習指導要領(平成21年3月告示 文部科学省) 
参考書
授業中に適宜資料を配布する。
オフィスアワー
  • 開始期間

    2021/04/03
  • 終了期間

    2021/07/17
  • 開始時間

    • 13:00
  • 終了時間

    • 14:30
  • 曜日

  • 場所

    講師室

備考

コロナ禍において、基礎疾患があり対面式授業に出席できない可能性のある学生に対しては、オンデマンドでの授業を実施する。
科目の特徴
  • アクティブ・ラーニングを用いた授業
  • グループディスカッション
  • 実務経験のある教員による実践的授業
  • 特別支援教育現場で活躍する教員による実践的授業を実施する(東京都立水元小合学園 統括校長)
備考