科目ナンバー
科目ナンバリングコード:13G1102
科目名
(教)現代教職論(02)
担当教員名・資格
松田 淑子【教授】
単位数
2
配当年次
1年生/3年生
必修・選択
必修
開講学期
後期
学科・クラス指定等
学科指定無し
履修条件
教職への強い願望、教育への強い関心をもつ学生の受講を希望する。
授業の概要
教職の意義、これからの時代に求められる教員の資質・能力、教員の仕事と役割、教員の任用と服務、新しい教育課題と教員の役割等について検討する。自らの教職観を構築し教職に就く意識を高めることができる授業とする。
学びのキーワード
現代日本の教育課題、教科指導、教師の資質・能力、望ましい教師像
授業の目的
今日ほど教育が国民的関心を集め、あらゆる人々が教育について発言する時代はなかった。人々は、教育とはこういうものだという自分なりの考えをもっている。このような状況を踏まえて、この授業では、現代の教職の本質について理解することを目指す。
授業方法
オンデマンド形式または講義形式の授業、課題解決型学習、振り返り学習
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 教員の役割や使命を理解することができる。
  • 教員の職務内容(研修・服務及び身分保障等)について基礎的理解を図ることができる。
  • 教員に求められる資質・能力について理解することができる。
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

1.教職の意義
(1)教職とは何か
教職の意義について、「教育職員免許法」及び「教育職員免許法施行規則」をもとにして解説する。

教員として必要な資質・能力について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
2

(2)これからの時代に求められる教員の資質・能力
教員に必要な力量について、一般教養・教授指導力・人間的能力・使命感・責任感などの職業的倫理的意識から解説する。

教員として必要な資質・能力について学習しておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

240分
3

2.教員養成制度の変遷
(1)戦前・戦後の教員養成制度
明治期・大正期の教員資格要件・師範教育の特徴、戦時下における教員養成、戦後の教育改革と教員像、日本国憲法の制定と教育基本法の成立、新制大学と教員養成について解説する。

教員養成制度の歴史について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
4

(2)教員免許制度の改革
1949年制定の「教育職員免許法」、
1988年・1998年の免許法改正、教育職員養成審議会答申、学習指導要領の改訂、2006年教育基本法改正、教員免許更新制の導入等を取り上げて、教員免許制度の改革について解説する。

教員免許状の種類について学習しておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

240分
5

3.教員の仕事と役割
(1)学習指導
学習指導の目的と各教科の目標、教科指導の2つの方法(系統学習・問題解決的学習)、実際の授業展開について解説する。

具体的な教員の仕事について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
6

(2)生徒指導
「生徒指導提要」に基づいて生徒指導の基本原理、生徒指導の意義・指導原理・組織、指導援助の基本的な考え方について解説する。

具体的な教員の仕事について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
7

(3)学級経営
学級経営のねらい、範囲、学級担任の役割、学級経営から学年経営について解説する。

具体的な教員の仕事について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
8

(4)校務分掌と学級経営
「学校教育法」の規定、教員の職務、校務の内容、校務分掌の組織図をもとにして校務分掌について解説する。

具体的な教員の仕事について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
9

(5)教員研修の意義・種類と形態
「教育公務員特例法」の規定を基にして、教員研修の意義・種類・形態・実施体系等について解説する。

具体的な教員の仕事について調べておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

240分
10

4.教員の任用と服務
(1)教員の地位と身分
「地方公務員法」「教育公務員特例法」「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」を基にして、教員の任命権・任用・分限及び懲戒について解説する。

教員の地位と身分についての法的根拠について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
11

(2)職務上・身分上の義務、身分保障
「地方公務員法」「教育公務員特例法」をもとにして、具体的な教員の職務上の義務・身分上の義務について解説する。

教員の地位と身分についての法的根拠について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
12

(3)教員の待遇
教員の待遇の適正化、教員の働き方改革について解説する。
 

教員の地位と身分についての法的根拠について調べておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

240分
13

5.新しい教育課題と教員の役割
(1)いじめをめぐる問題
家庭の多様化、問題行動(いじめ・不登校・非行など)学校・家庭・地域社会をめぐる課題について解説する。

学校教育の新しい課題について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
14

(2)チーム学校への対応
いじめ・不登校・非行、特別支援教育育、道徳教育、外国にルーツをもつ生徒の日本語指導等の現代的課題に対応するための「チーム学校」の在り方について解説する。

学校教育の新しい課題について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

240分
15

これまでの学習内容の確認

授業内容の確認と整理

240分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
教員の役割や使命を理解することができる。
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究、授業全体を通した学習内容の課題研究
講義形式の場合:レポート・授業内試験
教員の職務内容(研修・服務及び身分保障等)について基礎的理解を図ることができる。
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究、授業全体を通した学習内容の課題研究
講義形式の場合:レポート・授業内試験
教員に求められる資質・能力について理解することができる。
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究、授業全体を通した学習内容の課題研究
講義形式の場合:レポート・授業内試験
成績評価基準・割合
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究(80%)、授業全体を通した学習内容の課題研究(20%)による総合評価。
講義形式の場合:レポート(30%)・授業内試験(70%)による総合評価。
フィードバックの方法
オンデマンド形式の場合:随時、課題研究の講評を行う。
講義形式の場合:レポートの講評及び学期末試験後に、授業内において試験問題の解説を行う。
教科書
藤原政行編著『教養としての教育学』(北樹出版)2016年
参考書
文部科学省「中学校・高等学校学習指導要領」2017・2018年
オフィスアワー
  • 開始期間

    2021/09/21
  • 終了期間

    2022/01/22
  • 開始時間

    • 14:40
  • 終了時間

    • 16:10
  • 曜日

  • 場所

    オンデマンド形式の場合:随時、Google Classroomにて対応する。講義形式の場合:研究室

備考

科目の特徴
  • アクティブ・ラーニングを用いた授業
  • 課題解決型学習、振り返り学習
備考