科目ナンバー
科目ナンバリングコード:13G4101
科目名
(教)教育実習事前・事後指導(③)
担当教員名・資格
松田 淑子【教授】
単位数
1
配当年次
4年生/6年生
必修・選択
必修
開講学期
前期
学科・クラス指定等
学科指定無し
履修条件
「教育実習の手引き」及び「教育実習日誌」を事前に熟読しておくこと。
4年次に実習校において教育実習を行う学生を対象とする。
授業の概要
教育実習の意義・目標、授業の組み立てと指導計画の意味、学習指導案の作成等、模擬授業を実施するための指導力を身に付けることができる具体的な事項について学習する。さらに、教育実習を振り返り、実習で得られた知識・技能を確認する。
学びのキーワード
教育実習、教育実践、学習指導案、教員の資質・能力
授業の目的
教員の資質・能力の向上に対する国民の関心と期待は高まっている。こうした状況を踏まえて、教員としてその役割を十分に果たすために必要な専門的知識と指導技術の習得を目指す。
授業方法
オンデマンドの形式または講義形式の授業、課題解決型学習、振り返り学習
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 教育実習生として遵守すべき事項について理解することができる。
  • 積極的・意欲的に教育実習に取り組むことができる。
  • 教育実習で得られた知識・技能について振り返り、授業の展開に必要な技術をさらに向上することができる。
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

1.教育実習に向けて
(1)教育実習の意義
教育職員養成審議会・日本教育大学協会の教育実習の見解について解説する。

学校の教育活動の実態と課題について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

120分
2

(2)教育実習の心構え・態度
教育実習校の事情、実習生の自覚、教育実習上の諸注意、教職への決意・適性確認の場としての教育実習について解説する。

学校の教育活動の実態と課題について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

120分
3

(3)教育実習の目標・内容
教育実習の基本的目標・具体的目標について解説する。
 

学校の教育活動の実際について調べておくこと。
授業内容の復習と整理

120分
4

(4)授業の組み立てと指導計画の理解教科の目標の理解、本時の目標と内容・教材の設定、教材観、指導計画の意味と理解について解説する。

指導する教科の目標・内容について学習しておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

120分
5

2.授業研究
(1)授業観察・記録・分析
授業観察の目的・観点・方法、記録の取り方、観察評定の観点について解説する。

指導する教科の目標・内容について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

120分
6

(2)学習指導案の作成と検討(基本的事項の確認)
学習指導案の基本的事項(単元・研究主題・目標・指導計画・本時の指導等)について解説する。


 

教科書及び指導書(解説)の内容について学習しておくこと。
授業内容の復習と整理

120分
7

(3)学習指導案の作成と検討(具体的項目の内容の理解)
指導案の事例を示して、教材解釈・題材設定の理由・指導目標・指導過程等について解説する。

教科書及び指導書(解説)の内容について学習しておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

120分
8

(4)模擬授業による授業実践(課題の分析と指導案の検討)
導入の指導・展開の指導・整理段階の指導、指導形態の工夫により教壇実践を行う。

指導する教材・内容構成について研究しておくこと。
授業内容の復習と整理

120分
9

(5)模擬授業による教育実践(教材研究の仕方の理解)
導入の指導・展開の指導・整理段階の指導、指導形態の工夫により教壇実践を行う。

指導する教材・内容構成について研究しておくこと。
授業内容の復習と整理

120分
10

(6)模擬授業による教育実践(特別の教科道徳、特別活動など教科外指導の留意点の検討)
道徳科・特別活動の目標・内容を理解し、道徳科・特別活動(学級活動)の授業実践を行う。

道徳・特別活動の目標・内容について学習しておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

120分
11

3.教育実習を終えての振り返り
(1)教科教育における実習体験の報告
報告及び反省の視点(授業・学習指導、教員としての態度、学級経営等)を踏まえて、振り返りを行う。

授業で取り上げた教材・指導法についてまとめておくこと。
授業内容の復習と整理

120分
12

(2)教科教育における実習体験の総括
 報告及び反省の視点(授業・学習指導、教員としての態度、学級経営等)を踏まえて、振り返りを行う。

授業で取り上げた教材・指導法についてまとめておくこと。
授業内容の復習と整理

120分
13

(3)反省と今後の課題
使命感・責任感、社会性・対人関係能
力、生徒理解・学級経営、教科等の指
導力に関する事項について確認を行い、課題について認識する。

授業で取り上げた教材・指導法についての反省点をまとめておくこと。
授業内容に関する聞き取りを行うので整理しておくこと。

120分
14

(4)教育実習日誌、学習指導案、報告書の確認と提出

教育実習日誌・学習指導案・報告書をまとめておくこと。

120分
15

教育実習全体の総括
教育理論の習得・構成、教育技術の重要性の理解と習得、人間的課題の発見を促す教育実習についての総括を行う。

授業内容のと確認と整理

120分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
教育実習生として遵守すべき事項について理解することができる。
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究
講義形式の場合:レポート・授業内試験
積極的・意欲的に教育実習に取り組むことができる。
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究、学習指導案の作成
講義形式の場合:レポート・授業内試験
教育実習で得られた知識・技能について振り返り、授業の展開に必要な技術をさらに向上することができる。
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究、学習指導案の作成
講義形式の場合:レポート・授業内試験
成績評価基準・割合
オンデマンド形式の場合:授業ごとの課題研究(70%)、学習指導案の作成(30%)による総合評価。
講義形式の場合:レポート(30%)・授業内試験(70%)による総合評価。
フィードバックの方法
オンデマンド形式の場合:課題研究、学習指導案について講評を行う。
講義形式の場合:学期末試験後に、授業内において試験問題の解説を行う。
教科書
藤原政行編著『教養としての教育学』(北樹出版)2016年、「教育実習の手引き」・「教育実習日誌」(日本大学)、「教職履修カルテ」(日本大学生物資源科学部)
文部科学省「中学校・高等学校学習指導要領」2017・2018年
参考書
オフィスアワー
  • 開始期間

    2021/04/21
  • 終了期間

    2021/08/07
  • 開始時間

    • 14:40
  • 終了時間

    • 16:10
  • 曜日

  • 場所

    オンデマンド形式の場合:随時、Google Classroomにて対応する。講義形式の場合:研究室

備考

科目の特徴
  • アクティブ・ラーニングを用いた授業
  • 課題解決型学習、振り返り学習
備考