科目ナンバー
06B3201
科目名
特別演習Ⅰ(保全)
担当教員名・資格
瀧澤 英紀【教授】 小坂 泉【准教授】
単位数
2
配当年次
3年生
必修・選択
必修
開講学期
通年
学科・クラス指定等
森林資源科学科のみ履修可能
履修条件
発表内容を精査・準備し分担外の部分も予習。森林水文気象学,環境緑化工学,自然災害論,応用力学を履修し,山地保全学,山地保全学演習,森林水文気象学演習を履修するのが望ましい。森林環境保全学研究室に所属すること。
授業の概要
森林環境保全の視点からの森林の水循環、熱収支、物質収支、土砂流出、土砂災害に関するする公益的機能の実態とその活用策と専門分野の導入を行う。リモートのゼミナールや、WEB講義と共に、少人数で分析方法や実験方法の授業を行う。
学びのキーワード
森林水文、森林微気象、森林生態、水循環,物質循環、熱収支、緑化、山地崩壊,土砂災害
授業の目的
特別演習Ⅰでは,はじめの数時間を森林の水文および気象に関する概略を説明し,いくつかの卒業研究を対象に議論する。次に,2班に分かれて水文および気象の分野の中から毎年専門書および論文を選出し,山地保全,森林水文分野の専門的知識を全般的に修得する。実際には,2~3名1組となり9回程度にわけてパワーポイント,レジメ等を用い発表形式で行う。その後,卒業研究のテーマ設定を行う。
到達目標:各自データを収集し,エクセルなどのソフトによりデータを整理し,ワードによりレジメを完成させ,パワーポイントによりプレゼンテーションを行うことを目標とする。
授業方法
課題を設定し、課題の提出により理解度の確認を行う。目標としてはパワーポイント,レジメ等を利用して学生が発表し,全体で議論する。パワーポイントは動画でプレゼンテーションを作成し、共有を目指す。研究テーマの設定は個別に相談し、可能な研究を精査しながら行う。
学修を通じて育成する力(DPとCPとの対応関係)
DP・CP1

知識・教養・倫理観

DP・CP2

世界情勢の理解

DP・CP3

論理的・批判的思考力

DP・CP4

問題発見・解決力

DP・CP5

挑戦力

DP・CP6

コミュニケーション

DP・CP7

リーダーシップ・協働力

DP・CP8

省察力

到達目標
  • 森林環境保全機能に関する調査および解析手法を理解し、卒業研究のテーマ設定が行える。
  • 森林の水環境に関する調査および解析手法を理解し、卒業研究のテーマ設定が行える。
  • 大気環境に関する調査および解析手法を理解し、卒業研究のテーマ設定が行える。
授業計画
回数 授業内容 授業時間外学習
(準備学習・復習)の内容
時間外学習時間数の目安(分)
1

ガイダンス:砂防および水循環、気象に関する卒業研究に向けた特別演習のガイダンスを行う。

2年次に履修した自然災害論、森林水文気象学で配布された資料および講義ノートを熟読し、演習に参加する。

60分
2

森林環境保全分野の解説および卒業研究を使ったディスカッション

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
3

森林水文学分野の解説および卒業研究を使ったディスカッション

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
4

山地大気環境分野の解説および卒業研究を使ったディスカッション

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
5

2班に分かれて,選定図書および論文に対する説明とこれからのゼミナールの進行を説明する。

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
6

渓流源頭部の湧水水質に関するパワーポイント,レジメ等を利用して内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
7

地質の異なる流域からの溶存イオン流出特性に関するパワーポイント,レジメ等を利用して内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
8

重炭酸イオンとケイ酸塩の流出特性に関するパワーポイント,レジメ等を利用して内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
9

群馬県北部の30年間の気温および降水量の比較に関するパワーポイント,レジメ等を利用して内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
10

落葉冷温帯林における開葉判別と積算暖度の関係に関するパワーポイント,レジメ等を利用して内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
11

谷底渓畔林の水質に関するパワーポイント,レジメ等を利用して内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
12

谷戸地形の水質変化に関するパワーポイント,レジメ等を利用して内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
13

林内雨の水質に関するパワーポイント,レジメ等を利用して内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
14

樹種による樹幹流や樹幹通過雨の水質に関するパワーポイント,レジメ等を利用して内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
15

卒業研究テ-マの設定

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
16

ガイダンスおよびキャンプ砂防などの森林環境保全にかかわる体験学習などについての自由討議が可能か検討する。

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
17

渓流の貧酸素水に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
18

岩石風化による渓流水質に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
19

降雪の地理的条件に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
20

土壌呼吸と地下水水質に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
21

採石跡地の土壌呼吸に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
22

渓流水質に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
23

積雪融雪期の溶存イオンの流出に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
24

斜面方位と土壌呼吸量に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
25

落葉冷温帯林の葉面積指数に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
26

落葉冷温帯林のPARとNIRの透過・反射特性に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
27

揮発性有機化合物に関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
28

落葉冷温帯林の熱・水・CO2フラックスに関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
29

熱収支インバランスに関するパワーポイント,レジメ等を利用しての内容説明(15分の動画による発表が可能か調整し、各自質問を考える)

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
30

「森林科学」日本森林学会発行などに掲載された論文,論説,解説などを用いて,それらの読み方など理解し,卒業研究計画に取り組む。4年生の卒業研究中間報告会を兼ねた合同ゼミ研修会を行う予定である。

森林水文気象学や砂防に関する資料などを熟読し、自ら不明な語句や内容を調べ、他者に説明できるようにしておく。

60分
到達目標と成績評価方法の対応
到達目標(再掲) 成績評価方法
森林環境保全機能に関する調査および解析手法を理解し、卒業研究のテーマ設定が行える。
webや対面授業で課題や分析課題、質問などを設定し、提出課題により評価する。
森林の水環境に関する調査および解析手法を理解し、卒業研究のテーマ設定が行える。
webや対面授業で課題や分析課題、質問などを設定し、提出課題により評価する。
大気環境に関する調査および解析手法を理解し、卒業研究のテーマ設定が行える。
webや対面授業で課題や分析課題、質問などを設定し、提出課題により評価する。
成績評価基準・割合
授業で課題や分析課題などを設定し、提出課題により評価する。ゼミ発表課題のまとめ方やプレゼンテーション、与えられた課題を理解し,適確にまとめ,わかりやすく動画で発表できること,及び質疑に適確に対応できることで合格。
フィードバックの方法
卒業研究に関するテーマ決め、研究計画書作成、研究計画プレゼンを通して、議論、添削、質疑応答やグループディスカッションを通して卒業研究計画がより良いものへとフィードバックされる。
教科書
演習に関連する資料を配付し、必要に応じて参考論文を与える。
参考書
指定しない
オフィスアワー
  • 開始期間

    2023/04/12
  • 終了期間

    2024/01/24
  • 開始時間

    • 15:10
  • 終了時間

    • 18:00
  • 曜日

  • 場所

    質問などは、それぞれの担当教員のClassRoomにて随時受け付ける。

備考

対面による質疑を希望する場合はアポイントメントをとってほしい。できれば、事前にクラスルームで質疑内容を伝達してあるとスムーズである。
科目の特徴
  • アクティブ・ラーニングを用いた授業
  • 学生による資料作成、プレゼンテーションの実施、学生同士の討論を行う。
備考
オフィスアワー: